浜本学泰(濱本学泰)の投資コミュニティ「Trade Labo」について聞いたことがある方はいらっしゃるでしょうか。「あなたの資産形成が加速する」Trade Laboが提供する「0.5秒で買いか売りかわかるツール」である『トレンドサイン』を月3000円で提供してくれるという話です。
株式市場は見極めが難しく、「もうはまだなり まだはもうなり」なんて相場格言があるほどなので月3000円の料金で補助してくれるというのであれば飛びつきたくなる気持ちはわかります。しかし、安易に飛びつくことはオススメしかねます。今回は浜本学泰のTrade Laboについてみていきますので、評判や口コミが気になっていた方はぜひ参考にしてください。
浜本学泰,評価
Trade Laboのホームページでは「このツールの利用例」としていくつかの株式銘柄などのケースが掲載されていますがこれらは全て、過去の結果です。中国の言葉でいうところの「事後諸葛亮」、アメリカの言葉でいうところの「マンデー・モーニング・クォーターバック」つまり「予測の難しい出来事に対し、ことが起こった後からなら立派なことを誰でも言える」というものかもしれません。今現在、刻一刻と動いている相場に対して的確に売買の目安を示してくれなければ何の価値もないのです。
そのため、じゃあ実際に試してみてくださいよとばかりに30日間無料体験ができますが30日程度で動きのある株式銘柄は、そもそもの話として変動が激しく判断がつきかねるものです。中長期的な視線で見る株式銘柄について観察しようとすれば、有料プランに加入せざるを得ないでしょう。
Trade Labo,怪しい
では、月3000円の料金を支払って「0.5秒で買いか売りかわかるツール」である『トレンドサイン』を利用すべきかどうかという話ですがTrade Laboに信用が置けるか？ という話になってきます。
Trade Laboのオフィスは東京の神田にあり、日本最大規模の投資セミナーを運営し子供と一緒に学ぶ投資教育も実施しているとのことですが実はこの会社のオフィスとして掲載されている「KANDA SQUARE」はWe Workの物件です。つまりシェアオフィスなので会社の実態は不明ともいえます。
また、We Work自体も将来有望な企業として有名でしたが、ずさんな経営で、実際には資産価値がないのでは？ と問題化し経営陣が退職したニュースもあります。将来有望ということで某大企業が多額の投資をしましたが、回収できずに赤字になり社長が「私がばかでした。私が失敗しました。私が見損ないました」とまで語ったニュースは経済について調べている皆様も耳にしたことはあるでしょう。
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このWe Work、現在は経営の健全化を図っているという話もありますが株式市場と同様で動きが読めません。そのシェアオフィスに拠点を置いている浜本学泰のTrade Laboもまた、動きが読めないところがあるでしょう。
株式市場には、こんな相場格言もあります。「売り買いは腹八分」もっと俗には「頭と尻尾はくれてやれ」です。『トレンドサイン』が、この言葉を理解しているかどうかによって話は変わってくるでしょうしあなたの心構えも、この言葉を知っているかどうかで利用方法は変わってくると思います。
月3000円の料金くらいならいいか、と『トレンドサイン』を導入するか。月3000円でも惜しいと『トレンドサイン』を導入しないで見送るか。あなたの判断が賢明であることを祈ります。
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